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大須レトロ

■大須レトロ



【大須経済新聞2010年12月第20号】
大須の気になる「この人」「あの店」その18

 名古屋タイムズ(1946年5月創刊、2008年10月休刊)が残した膨大な写真、記事を紹介するプロジェクト「名タイ昭和文庫」シリーズ第2弾で、昭和20年代~30年代に名タイが報道した大須の記事、写真を掲載。終戦後に復興していく大須の姿を振り返る。記憶に残る昭和の街並み、懐かしい映画館、レトロな大須が満載だ。


【読売新聞2010年12月12日(日)「本を読もう」】
「大須レトロ」名古屋タイムズ・アーカイブス委員会編
庶民生活生き生き描写

 2008年に休刊した夕刊紙「名古屋タイムズ」(通称・名タイ)の写真や記事を書籍かしたシリーズの第2弾。昭和20~30年代を中心に戦後、大須が復興していく姿を約150点の写真で振り返る。
 パソコン店や古着屋、飲食店などが混在し、老若男女が集う大須は、江戸時代から遊郭や芝居小屋が並ぶ大衆文化の発信地だった。庶民派の新聞として終戦翌年に創刊した名タイは、1963年(昭和38年)まで近くに本社を置いた。昭和30年代には14もあった映画館のにぎわいや観音様の豆まき、商店街の師走商戦――。庶民の生活を生き生きと描写した記事や写真の数々は、生まれるべくして生まれた。
 本作からシリーズの編集を担当する樹林舎の野村明紘さん(28)は愛知県出身。「大須にはよく出掛けていたが、昔の活気をしって驚いた」と話す。大須商店街連盟の小野章雄会長は本書のインタビューで「ごった煮」こそ大須の魅力と語っている。味わいこそ異なれ、それは昔も今も変わらない。(井沢夏穂)


【中日新聞2010年11月11日(木)夕刊「みんなの本」】
名タイ昭和文庫②「大須レトロ」

戦後復興期中心に―名古屋タイムズ・アーカイブス委員会編

 四百年前の門前市をルーツとする名古屋市の大須かいわい。現在は古着屋やテークアウトできる飲食店が軒を連ね、若者文化を発信する新しさと、心和む古き良き昭和の薫りが溶け合い、世代を超えて多くの人が訪れる街となっている。
 本書は、二年前に休刊した夕刊紙「名古屋タイムズ」の紙面と、百五十枚の秘蔵写真を通して戦後の復興期から昭和三十年代までを中心に大須の姿を紹介する。
 正月を控えて繁盛するかつら家、納涼お化け市と銘打った夏の大売り出しなど、庶民派をうたった同紙ならではの記事が、大須の「ごった煮の魅力」「下町情緒」を余すところなく伝える。また、写真に写る人々の服装や商店街の看板から時代が読み取れる。

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